信頼する人が秀作だと褒めるので見に行った。
ひどくサタン的な空気の充満する作品。
ジワジワと言葉の暴力の毒が回ってきて、最後には自分まで悪態をつきたくなるような。
霊的に弱っている人にはおすすめしない。
2時間に吐き出されるFワードを数えたら千を超えるのではないか。
全く縁のない世界なので面白くはあるが、なんとガラの悪いことよ...。
もうほんと、ろくでなし系の怒声の応酬は耐えられない。
それでいてこの主人公(アダム・サンドラー)にはまともな子どもたちがいて、ユダヤ教もプラクティスしていて...となんというか多面で信じがたい人物なのだ。
こんな口の汚いお父さんイヤや。
お連れ合い(ドスコイ系妻がはまっているエルサ。ディズニーはキャラクターの年齢に近い人を起用するイメージがあったのでもっと若い人だと思っていた)の苦労がしのばれる。
子どもに隣家のトイレを借りさせる場面で、その手の件の不快感を思い出してしまった。
引っ越し屋さんにトイレ貸してと言われ、退出する家だったこともありOKしたら後で便座が上がっていてイラーーーっと頭に血が上ったとか。
日本の会社に勤めていたとき、いつも客先でトイレを借りる上司を恥ずかしく思っていたこととか。
いや、私だっていつか切羽詰まることがあるはずだし、さばいてはいけないのですが。
本作はNetflixで1月31日全世界公開です。繰り返しますが、閲覧注意...。
トレーラー。