全米70か所以上で、トランプ政権のイラクでの暴力に対する抗議運動が行われた日に。
映画は面白かった。
本件の直後に大統領選があり、この事案含め、大勢の女性が大統領候補のセクハラを訴えたのが全然勘案されなかったように思えたこと込みでショックだったんだよな。
さらにその後、Women's MarchやMe tooが起きて、今では毒だしのための必要悪だったのかもと思えたりもする。
従業員が保身のためにCEOをかばったり、声を上げようとする人の足を引っ張ったりしたことで長年にわたって秘密を温存し、被害を増やし続けたフォックスの体質は、性虐待を長年隠蔽したカトリック教会や米国体操チームと同じ。
特に、普通の人が「仕事がなくなるから黙っといて」と言わざるを得ないのが悲しい。
セロンのメーガン・ケリー扮装メイクは秀逸で、中の人が分からないほどなのだが、不思議なことに声を上げていく終盤になるにつれ、ノーメイク(設定)の場面を経てシャーリーズ・セロンに見えてくる。演出なのか、見る側の目が慣れてきただけか。
無難なニコール・キッドマン、たまたま先日、『ビッグ・リトル・ライズ』のシーズン2を一気見したばかり。シーズン1を見ていなくても十分楽しめたが、多分、機内でなければ第1話だけで見るのやめてた。
マーゴット・ロビーをサポートする「フォックスのレズビアン」ケイト・マッキノンがとても良かった。
まあ、でも共和党討論会の報道時の衣装は「不適切」で気になったよね、実際...。
トレーラー。