英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。映画、英語、栄華。

映画 Blindspotting を見た。オークランド的『ブラインドスポッティング』

『ゲット・アウト』の流れを汲み、『ブラックパンサー』『ソーリー・トゥ・ボザー・ユー』に次ぐ、2018年オークランド三部作、堂々完結編?
前者2作ではほとんど比喩的モチーフでしかなかった(『パンサー』なんか実際の撮影は別の都市)シティ・オブ・オークランドのストリートを本作ではがぶり寄りの生かじり。

ユニークで魅力的な作品だったと思う。
かつては栄華を誇ったであろう街並み、パトカーを見かけるだけで走る緊張感、ついにそれが自分のそばで止まった時の恐ろしさ...「息ができない」人の苦しさを体で感じることができた。
幼い娘に銃を握らせ、「撃たないで!」と言わせたのは象徴的でした。

ただ、Eighth Gradeを見た直後の今は、何を見ても肩がこるというか...
私のコンディションが良くなかったと思う。It's me.

『半沢直樹』のころの中森明夫氏のツイートが印象に残っているのだが、それと同じ気持ち。
別に悪くはないのに、Eighth Gradeが他作品の何かを陳腐化してしまった、と感じてしまう。(「終わらせた」「古いものにした」とは言いません)

『半沢直樹』が終わらせたものはまだある。『華麗なる一族』における木村拓哉、『不毛地帯』の唐沢寿明などの芝居を決定的に古いものにした。堺雅人の怪演はそれほどに新鮮だ。キムタクのまったりとしたゼロ年代「自然体ふう」脱力演技はなんだか気の抜けたビールみたいに感じる
(中森明夫氏ツイートから)

ともあれ、ハッピーエンドでよかった。
フルボッコにされた人たちに仕返しされないことを祈る。(日本でよくある後味悪いドラマのパターン)

日本語が読める方へ。
ひらがながサブリミナル的に入ってくる場面があります。
私はそれに気を取られて、ジャニナ・ガヴァンカーがBlindspottingの用語説明をしているのを若干聞き逃しました...。
ここの彼女の説明は、クライマックスのブースターになるので気をつけて。試験に出るよ!

でもちょっとタイトルを連呼しすぎな脚本だったよね...

トレーラー。

地元育ちの2人が書き、演じる。握手の仕方がオークランダー。