英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Hearts Beat Loud を見てしまった。近寄るなキケン『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』

四流作品。私は映画を見て「金返せ」と思ったことはないが、今回、この映画に往復含めて3時間使ったことで逸失利益が非常に大きかったと後悔した。
「トレーラーだけでも拙い作品なのは分かったじゃん、それなのにトマトが赤い、サーシャ・レーンが見たいという理由で行ってしまったよ何故」という後悔である。

本も役者さんもそう悪くないと思うのだけど、とにかく酸素が薄くて、それも最後まで希薄なままで、すごくフラストレーションがたまるのだ。

たぶん、ほんの数秒カットが長すぎる、とかそういう小さなことの積み重ねだと思うのだけど。
クオリティ感が『中学生日記』なんですよね。
というと、やっぱり役者さんが下手なだけなのか?
誰か詳しい人にこの気持ち悪さを説明してほしい。

「つまらないと分かったら途中でも見るのをやめる」をそろそろ実践できるようにならねばと思った。
何より大事なのは時間なのに、映画館ではまだ勇気がなくて...

サーシャはまあ良かったけど、『アメリカン・ハニー』のついでに撮ったんじゃないかと思えるほど、スタイルが同じだった。

サムちゃんのMacモニターの汚さはリアルでした。
それから、雨の日の昼間、ニューヨークの外れにあるバーの雰囲気は、ああ、いいなと思いました。
雨の日が演出する親密さというのはカリフォルニアではあまり味わえませんから。

関連:映画 American Honey を見た。アンドレア・アーノルド監督「アメリカン・ハニー」
音楽劇なのにいまいちなサントラ。

一応、トレーラー。