レイチェル・ワイズが『否定と肯定』に続き、またもジューイッシュな作品に登場。
Lennyに掲載された「レイチェル対談」を読んで興味を持った。
様々な信仰のかたちとロンドンという街に関心のある私にとっては非常に情報量の多い作品だったが、それだけだ。
エスティの旦那のラバイ(アレッサンドロ・ニヴォラ)が、ユダヤ教徒だけど俗をエンジョイしまくっている友人の1人にすごく似ていて、「ああやっぱり彼も一応血筋だけはユダヤ系なのだろうな」と思ったりしていた。
それにしても不思議なのは、ヘブル語を聞いていると、なんとなく分かるような、知っているような感じがすること。
普段祈っている異言が、やはりヘブル語に近いのかもしれない。
ちなみにヘブル語は、スペイン語とならんで私にとって「関心は強いけれど、いまいち学んでも喜びがない言語」である。残念だ。
ワイズとニヴォラは達者だが、ヒロイン2人はどうも思い合っているように見えなくて段々退屈してくる。
幕切れの決断はわりといいかな?と思ったら、タクシーをパジャマで追いかけてくるという「エンダ〜」のシーンが差し込まれ、ちょっとどうしようかという気になった。
客席も家族ネタがちょっとウケていた他は「オイオイ」という反応で、後ろからは"bad one"という声も...。
May you live a long life. (この言葉をググると、実は深ーい京都的意味があるようで興味深いですよ)
そして、シャローム。
原作小説。
トレーラー。