英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

日本の10代に言いたいこと

全米で銃規制を訴えるMarch for Lifeが行われた日、ハッカソンに行ったら、キッチンでプラカードを持った若い子たちが賑やかに腹ごしらえをしていた。「まだドーナツがたくさんあるから食べてね」と言ってくれ、わあわあと出て行った。私たち大人はGood luckと言って見送った。

よく食べ、よく叫ぶ頼もしい子たち。
Emma Gonzalezさんの"the loudest silence in the history."
バレンタインデーのあの日、「アンタら大人やろ、あたしら子どもや。何とかしろや」と泣いていた女の子。

ですよね。
ごめんやけど、これからも私ら大人を見捨てないでください。

(週明けにレミントンが破綻申請したのはほんのささやかな朗報だった)

で私はハッカソンだった。
ペアプログラミングでパートナーの子と一緒にモニターを覗き込んでいたその時、彼女に東部の名門大学から合格通知がピローンと届いたのだ!
そういう生メールを見るのは初めてだったので、私まで興奮してしまった。
とはいえ、通知を表示したPC画面を写真撮影してiポンで送信したり(ITリテラシーが高いのか低いのかよく分からん)、早速Class 2022のFBページに登録したりしている彼女を見ながら私の頭に浮かんでいたのは...

寒そー。。。

ニューイングランドのリベラルアーツカレッジ(と、バークレー)は私の憧れだったのに、羨ましさより気候への憂いが先に立つとは...年とったな、と悟った瞬間だった。

ちなみに、わざわざカリフォルニアから東部の大学に進学する子なんていうのは滅多にいないと思う。
私も寡聞にしてこの彼女(生まれも育ちもLA)と、レディ・バードしか知らない。

キラキラしたアメリカンティーンズの話をしたところで、ひとつだけ日本の10代に言いたいことがある。

デスクトップ/ラップトップパソコン使ってください。

日本の若い人から問い合わせや相談メールをもらって驚くのは、彼らの半分くらいがスマホから、さらにひどいのはレポートなど一定の形式がある長文をキャリアメールの文面で送ってくること。
当然、ちゃんと推敲できてないし、誤字が多いし、段落がないことも。
その時点で返信する気失せる。
ファイルを返信したい時どうすりゃいいの?そもそも受信できないかもしれないよね。受信しても開けないよね。

ナイです。

デジタルネイティブでPCを持つ人が減っているのは知っています。
日本で勤めていた時、ワードの使えない、OSの概念を理解していない大卒インターンに初めて会って驚愕したのは10年前、2008年のことでした。日本の大学ヤヴァイという話でもあるな。

そりゃー生活に支障はないでしょう。
今後はむしろPC使えない人がマジョリティである前提の職場環境に変わっていくだろう、と考える人もいます。
ホリエモンも「まだPC使ってんの?」と言ってるらしい。
でも彼は少年時代から独習荒稼ぎプログラマで、今はサービス構築を他人に任せる判断ができる立場になっていることを見落としてはなりません。

そして、日本では困らないからってボーっとスマホを眺めるばかりだと、地球規模で言えば、アメリカ等「パソコンなしでは学校卒業できない国」に搾取されることになる。

パソコンがなかったら、まともなインプット、アウトプットができない。
資料を読めないし、論文書けないし、デザイン起こせないし、プログラミングもできないからです。
少なくとも、「パソコン使わない・使えない人」は「パソコン使う人」に使われる側に回るしかなくなります。

使われるんじゃなく、使う側になろうよ。

ウチの叔父は昔、
「ファミコン?人の作ったものでピコピコ遊ぶなんてアホか。自分で作りなさい」と言いました。
(従兄弟はもちろんファミコン買ってもらえず。今?年収1千万円のパチプロです...)

2020年から日本の小学校で必修になるというプログラミング教育、英語と同じくイヤな予感しかしませんが...
楽しんだものがちだよ、グッドラック。

2018.5 追記)「ラップトップを買うお金などなかった」という理由から、最初は主にノキアのガラケーでソーシャルネットワークやメッセンジャーを構築していたというナイジェリアの少年のポスト。今ではMITのスタートアップにも関わる。決して恵まれているとはいえない環境で(でも映画『ソーシャルネットワーク』に刺激されてアプリを作り始めたという。いい話だ)コーディングだけでなく資金集めやマーケティングの試行錯誤も満載で感動的。
How I went from programming with a Nokia feature phone to working for an MIT Startup

LINEに使われるまま状態が情けなくなること請け合いの1冊。
やっぱり作る側に回るほうが愉快そうよ。

彼のプログラミング関連発言もなかなか面白くて、「カスタマイズするな。汎用的なソリューションを世界へ」とか、日系企業のカスタマイズ好き(それじゃシステム作る意味ないし!)に引いてる私としては百万回イイねです。

スマホでコーディングしようぜというナイトスクープ的企画。
時間有り余ってる人はぜひ。
上述のガラケーより格段にやりやすい(?)はずだけど、さすがにスマホでterminal使いたくないわ。