英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 The Meyerowitz Stories (New and Selected)を見た。アダム・サンドラー、ベン・スティラー are『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』

Netflixで配信されているが、映画館に観に行った。
考えてみれば、テレビも持ってないし本当に家で長い映像見なくなった。
Netflixも全然もとがとれなくて、2か月で解約したし。

同じベン・スティラーで親子が主人公の、Brad's Statusとバンドルで見ると味わい深い。
MOMAの先行内覧会で足止めを食らうレベルの微妙な社会的地位の父親に、息子の"I love you, Dad."がつながってたりしてね。

ちょっと変な映画。私の好きなタイプの会話劇だが、いまいち共感できる人物がいなくてあまり楽しめなかった。

ので、病院の業務体制について少し。
本作では、昏睡状態の父親(ダスティン・ホフマン)の担当ナースが変わって兄弟イライラ、主治医に3週間のバケーションに出かけると言われて兄弟悲鳴… というエピソードがある。
父親の小物感を出すためか、兄弟を振り回すためか、脚本上の意図はよく分からん。

アメリカの医師が患者の状態がどうだろうと、ピシッと働く時間を制御していることを知ったのは、千葉敦子氏の著作で。
「明日から医師はバケーションだから、それまでにアポを入れないと…」と書いてあるのを読み、「夜中でもいつでも心配があれば電話ください」と(一応)言う日本の先生と随分違うな、と驚いた記憶がある。

でも、当たり前なんだけど、彼らのように医療従事者がピッタリ勤務時間を守って休みもとらないと、誰にとっても良くないのだ。
夜勤明けの医師はほとんど朦朧としているというではないか。
患者も、いくら不安でもスタッフに時間以上の勤務を要求できないし、すべきではない。
そもそも、休みもとれない人員構成という時点でそのクリニック終わってるし。

日本のお医者さんの勤務シフトは過酷すぎると思う。
医療だけじゃない、時間に終えて、自分だけで仕事をブラックボックスにしないようにしないと、日本はいつまでたってもカローシから脱却できない。(先日、NHKの女性のカローシ、New York Timesのトップ記事になってました…Such a shame!)

MOMAと、Whitney Museumの倉庫、マンハッタンのパッとしない路地が見られたのはよかったかな。

映画Brad's Statusの絶賛日記はこちら

トレーラー。