注:ネタバレあります
メーキャップさんとスタイリストさんに最大の賛辞を送りたい。
あの「テニスプレーヤーのお肌」の作り込みはめっちゃリアルだぞ。
エマのパンタロン姿も素敵だったし、何より!マッチでのヘアスタイルチェンジは、
ビリー・ジーン・キング、来た〜!
と圧倒される迫力。本物のガッチリぶりと比べるとずっと華奢なのだが、そこには王者がいた。
そこからのエマのパフォーマンスは最高。
冷静な表情から、涙があふれてしかたないロッカールームまで、ものすごく共感した。
で、試合が進むにつれ、部屋に残ったボビーの息子氏同様、「パパが負けるとこ、パパがうなだれてるとこ、見たくない…」という切ない気持ちになってくるから困る。
とりあえず、お連れ合い(エリザベス・シュー、いい)戻って来てくれてありがとう。
ただ、そのマッチシーンと事前の記者会見シーン以外はあんまり感心しなかった。
同様に分かりやす過ぎる!映画、Brad's Statusがすごく面白かったので、それと比べてずっと劇的な題材なのにどうも退屈なのはなぜだろう…と考えていた。
"so many things going on"な脚本なので、最後に急にチョイ役?がしゃしゃり出てきて、「いつか、ありの〜ままで〜いられる日まで」と、いきなりエエ言葉語り出したのには...
誰これ?
そういうふうにまとめたかったのね、というのは分かったけれど...
いや、チョイ役じゃないよ、ちゃんと伏線張ってたよ、と言う人もいるかもしれないが、私はめっちゃ唐突に感じました。
事実として、コート夫人とも一戦交え、そこではボビーが勝ったのは初めて知った。
ドラマチックな前振りだな。
お約束、最後の本物の2人の笑顔、とてもいいです。
皆と一緒に、自然に拍手してしまった。
バトルの2年後に出たメモワール。映画にはこの70年代装幀のムードが漂っています。
トレーラー。
テニス友達になっちゃったエマとビリー。インタビュアーの捨て身に注目。