英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。Python、Ruby、JavaScript、神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

米大統領選を経て、むしろ日本が心配になった

土曜昼間のカーラジオでいつものリスナー参加型クイズ番組、いつもの司会。

「最近のト**プの写真見るとさ、あんまり幸せそうじゃないよね」
「逆に、ハッピーそうなのは... ヒラリーだよね」
「そうそう、ハイキング中にあちこちで捕獲されて楽しそうにしてる写真いっぱい上がってるよな」
「しかも全部、おんなじ黒いフリース着てんのな。90年から着てるやつだよ、あれ」

というバカバカしい会話だったのだが... ちょっと胸が熱くなった。
私も、この発端になった最初の写真含め、次々アップされてるプライベート写真はいくつか見たけど...
ヒラリーが少しでも元気を取り戻してるなら嬉しいなあ、と思った。

今も近隣の家々の前にはWITH HERとか、TOGETHERとかのプレートが立てられたままになっている。

最初のショックを過ぎて、即座に、それからちょっとずつ、新たなムーブメントやアイデアが続々と立ち上がっているのを見ると、時代が巻き戻る衝撃、しんどさはあるけれど、なんとか希望はもてる。
ヒラリーが選ばれていたら見えなかっであろうものも見えてきて、アメリカはまた変わる、と思えている。
(ただ、リアルな不安がまださほど大きくないのは、自分がカリフォルニアというアメリカでも特別な州にいるからだということは差し引かねばならない)

彼女の言ったように、自分が正しいと思うバリューの追求を諦める必要は全くないのだから、1市民としてできることをやっていこう、と思う。

ヒラリーが敗北宣言で引用した聖句はまさに私が必要とする言葉で驚いた。

Let us not become weary in doing good, for at the proper time we will reap a harvest if we do not give up. (Gal 6:9)

正しい行いをすることに疲れ果ててしまわないようにしましょう。失望せず、あきらめずにいれば、やがて祝福を刈り取る日が来るからです。(ガラテヤ人への手紙 6:9)

今年、初めて、政党にチップインした。
今年、初めて、メディアの電子版の有料会員になった。
(「新聞」とるの、学生時代以来!ジャーナリズムに死んでほしくなければ、真面目に仕事をしているメディアには対価を払うべきだとつくづく思ったので)
為政者たちのために祈った。
敗北宣言を聞いて、やろうと思いながら延び延びになっていたコミュニティのボランティアを始めた。

大統領選は私を動かした。望んだとおりの結果ではなかったけれど、自分で選んだ国にあんな政権が... と思うと愕然としたけれど、志同じくする人たちとじっくりしつこく頑張ろう、と決めた。

で、逆に益々心配になってきたのが日本のことなのである。

こんなアメリカよりもはるかにまずいよ、日本。
あの政権を雇っている日本人として、ブレーキのきかない車に乗っているような絶望感があるのでは。
無視される選挙結果。
止まるどころか増える原発。
誰もヤンぺを言い出せない破壊の五輪。

為政者の暴走を抑えるはずの憲法に対する扱いがひどい。
差別は無いことになっている。「差別はある」そして「差別は許さない」という大前提があるアメリカはその点ずっとマシ。
政治家たちが国会で寝てる。
政治家たちの日本語がヘン。
政治家たちが歴史修正主義者で海外の戦争被害者を侮辱している。
貧乏人なのに、なぜか為政者と自分を同化し、政府に立てつくのを笑う人びと。

とにかく、人権と国民主権の何たるかが全く共有されていない。

問題の大元は、メディアが機能していないことだと思う。
私はいつも母に「テレビ見るのも、新聞読むのもいいけど、報道はみーんな安倍ちゃんとお寿司食べてることを忘れちゃだめだよ」と言っている。

米大統領選をきっかけに、自国よりも日本のことで暗い心持ちになっている。