英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Manchester by the Sea を見た。 打ち寄せる悲しみ、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

RogerEbert.comで4点満点だったので構えて見る。しみじみと良いダイアローグだった。
地味な作品のマチネなのに館内満員。

悲しみが体にしみついているリー(ケイシー・アフレック) が、ボートの上でだけひっそり見せる笑顔に、中島らも氏のエッセイを思い出した。
「数少ないが、生きていてよかった、と思えるような夜がある。そんな夜を額縁に入れて、彼も生き続けていればよかったのに」という、自死した友人への追悼だ。
(原文はかなり違うはず。。。後でKindleで探す)

ハッピーエンドではないかもしれない。
でも、葬儀の帰り、「アイス買ってよ」と、極寒の中でおじさんに買ってもらったアイスを食べ歩きするパトリック君(Lucas Hedges)にかすかな希望を見た。

俳優陣、特にパトリック君と若い友人たちのパフォーマンスがとても良い。
ミシェル・ウィリアムズの演技はちょっと過剰に思えた。
終盤リーとばったり会うところ、彼女がグヘングヘンと泣きながら「ランチ一緒にしよおよォォ」と請うのを見ていたら、「これはもしかして笑うとこなのだろうか」と頭をひねってしまった。
もちろん、その滑稽さが悲しいんだよ、と言われればそうなのだが...

たぶん、あのシーンのメイクも合っていなかったのだと思う。

で、Certain Womenに次いで、
寒い土地とか、ムリ!!!
もちろん、ニューイングランドにはモンタナよりもひとっ気はあるのだけど、東部の冬の厳しさには砂漠地帯のそれとはまた別の冷たさがある。

ところでケイシー・アフレックは、ショーン・ペンに並ぶDV顔だと思った...神経質そうで。
セクハラで訴えられたりしたこともあったなあ...

私の個人的な2016映画トップ3はこちら

悲壮なバイオリン曲のサウンドトラック。
LAのビルボードを飾っていたこの宣伝美術は好き。

トレーラー。