英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

神様の教える行動は「全体に利する」(シリーズ献金 その6)

信仰の祖であるアブラハムに倣い、最低でもいただいた中から10分の1をお返しするようになって1年近く。
毎月、捧げられる額が増えていくのが嬉しく感謝感謝です。

最近、脳研究者の池谷裕二さんの著書『自分では気づかない、ココロの盲点』で「やっぱり神様に従うのが一番合理的なんだなー」と改めてすがすがしい気分にさせられた記述がありました。

著書を読んで...と言いたいところですが、電書版がないので(つくづく怒)、出版コンサルタント、土井英司氏の「ビジネスブックマラソン」によるレビューからの引用です。

クイズを解いてはページをめくり、認知バイアスについて解説を受けるという構成で、嫌でも自分のバイアスを意識させられる仕組みになっています。

たとえば、4人にそれぞれ40円を配り、好きな金額を「共同預金」に寄付してもらうというケース。寄付した金額は2倍になって共同預金に入り、その後に4等分されて自分に返ってくる、まったく寄付しなければ40円はまるごと自分の所持金になるというルールにすると、決断の速い人と遅い人で違いが出るのです。

さて、どちらが多く寄付したでしょうか?

1.決断の速い人のほうが多額の寄付をする
2.決断の遅い人のほうが多額の寄付をする

答えは、「決断の速い人のほうが多額の寄付をする」で、われわれが思慮深いと思っている熟慮タイプは、じつは自分の利益を優先する人間なのです。

本文の言葉を借りると、「脳は、直感的に即断すればするほど、全体に利する行動を取ります」ということですから、やはり経営者は即断即決が良いようです。

私は、この「答え」がすぐに分かりました。
もし自分が同じルールを与えられたら、即決で喜んで40円寄付するなーと思ったから。
聖書の言葉を日々プラクティスしていると、利他につながる行動をする瞬発力がついてくるのかもしれません。

少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。(第2コリント9:6)

与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。(ルカ6:38)

追記、Kindle版出ていたので買いました!

とはいえ、彼の著作の中で最も面白いのは、米原万里氏も絶賛していたこれでしょう。

糸井重里に耐えられる方にはこれもおすすめ。脳は疲れないことを知りました。