英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Pitch Perfect 2 を見た。『ピッチ・パーフェクト 2』

"WE'RE BACK PITCHES"のビルボードも勇ましく、1よりもかなり大々的に宣伝している2。
さほど1がヒットしたわけではないのですが(公開期間の短かったこと!Cupがよく流れた程度)、3年前よりもアナ・ケンドリックの人気がアップしたせいでしょうか。

マライア・キャリーで洋楽聞くようになった世代には、Ace of BaseのThe Signなど感激ものです。
あの頃のMTVは輝いていた。。。

ということで1の思い出を少し。
私はトレーラーで見て、知っている女優さんもいなかったけれど、絶対見に行こう!と決め、同僚を誘っていそいそと初日に出かけました。
AMCで初めてポップコーンを買ったら、バターかけ機がtotally messだったのを覚えています。

「かなりわっかい子たちに人気なのでは?」と思っていましたが、映画館はガラガラでした。。。

ミュージカルシーンは多いに楽しめますが、無理にストーリー性つけなくてもいいのに、と思った作品でした。
とりあえずデブは面白い、アジア人小声キャラもオーケー、
でもアナが突如リーダーキャラになるのが解せない。
ラブ要素があるのはまあ仕方ないとして、父親との和解とかいらなさすぎ。

そんな小粒な作品でした。

そして、2です。

教会から映画館に行く途中、カーラジオで「ピッチ2」が70ミリオン超えのロケットスタート、というニュースが飛び込んできました。
明らかに1のときと熱が違う。
まあ、賞レースシーズンが終わって全然話題作がなかったので、気楽に見られるのでしょう。

1よりよかったです。ガールズエンパワーメントに感動した。

1を見た人なら単に「あ、あの人」という再会の喜びもあるし(前回のメインロール、アナ・キャンプの出し方が非常に良かった)、1よりも「これ必要?」エピソードが少なかったです。最終会場がヨーロッパだったのが若干残念だった、というくらい。「SATC2」もそうですが、シリーズもので大した必然なく場所を移す、というのはあんまり良くない....

相変わらずデブとアジア人は笑いをとり、アナもまた引き続き目立ちませんでした。
「プロデューサー志望なのよ」と言われると、まあそういう位置の人に見えなくもないのですが、リードボーカルをとるとパワー不足に感じてしまいます。
今回は新人歌手、ベテラン歌手のフィーチャーもあって余計に影が薄かったです。

音楽の喜びもたっぷり。
前の席の2人がノリノリで...

今回「おお、あれ後で聞き直そう」と思ったのは、ハンソン。ほんの数シークエンスですが、ステキに使われていました。
ンーバップバッパラーと幼い3人兄弟で歌ってヒットしましたがほぼ一発屋で消えたバンドです。mmbopの入ったアルバムMiddle of NowhereにはThinking of you, weirdそしてI will come to youというすっごくいい歌が入っていたのです。思い出させてくれてありがとう。

そして、最初に作曲をする新人+レベッカのプロデューサーのタマゴ行脚の流れで気づくと思うのですが…
最後の歌はオリジナルです。
アカペラは誰もが知ってる歌のアレンジのカッコ良さで楽しむのですが、初めて聞く歌でもハッとさせられる、というのはユーミンのコンサートと同じ。(?)
司会と同じく私の感想は、"it touched me" です。

もう1度見に行くかも?!

絶対ほしくなるサントラ。。。と言いたいところですが、Youtubeで映像付きで見るので十分かも。

トレーラー。