昨年LAではさんざオリジナルを見る機会があったのに、どうも腰が上がらず、
結局Joseph吹き替え版で。
「ひこうき雲」は日本語のままで一安心。
客層、私以外に日本人はおらず。
公開2週目だが、わりと人が入るものだなという印象。
やや業界人チックな会話も聞こえてきたけれど、普通に映画好きみたいな車いすのお年寄りも数名。
見始めて、やっぱり日本語で見るべきだったな、と思うが、すぐ慣れる。
美しい描画を堪能した。
けど、全体的には何度も「ハイハイ」と言いたい感じだった。
「風」は監督のシグネチャーで、本作はまさにその集大成だが、どこまで本気なのか自己模倣なのか計算なのか、「それどっかで見たわ」という場面多し。
キャラクターもあまり吸引力がない。
特に菜穂子はいなくていいし、最後に"You must live"と言い残して昇天するところは蛇足のきわみ。
(ふと思い出したのだが、高校のとき『菜穂子』で読書感想文書いた)
結局、最も印象に残ったのはエピグラフだけ。
"The wind is rising. We must try to live."
定番の和訳はすばらしいなと改めて思う。
Josephはフランス語堪能だからという理由で選ばれたのだろうか。。。
トレーラー。