英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

すでに実現している拡張型家族、贈与経済

久し振りに内田先生の本を読んだ。

おふたりが提唱している拡張型家族、贈与経済は、どちらも既知のもの、聖書の中で実現しているものだった。

「こんなにしてもらって、いったい人間って何者なんだよ!」というのが旧約の問いかけなので、クリスチャンは、当然のように、「与えられている」という意識がある。
多少犠牲や不便を被っても、贈与する意欲満々である。

そして、拡張型家族の一形態が「教会」だ。
私は毎週「教会」の兄弟姉妹と礼拝と食事を共にしている。

以前苦しみに沈んでいたとき、かれらを通して神さまがしてくれたことは計り知れない。
遠回りしてライドを提供してくれたり、皆がきそって食事を出してくれたり、1人では心細いだろうから一緒に祈ろうよ、と家に泊めてくれたり...(ああ泣ける)

また、同様に兄弟姉妹が苦境にあるときは、自分のできることをするのが心底喜びである。

教会はJESUSを頭にいただく「絶対に見捨てられないし、見捨てない」家族なのだ。
血縁の親族とだけ親密にしたり助け合ったりしている人はケチ過ぎだ、と神は言われる。

そんなわけで、この本で書かれていることは、既に世界のあちこちで芽吹いているし、著者の言うとおり、楽観的な気持ちだ。