英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

Love

外出禁止1か月、ひとりで『バベットの晩餐会』に出席する。Babette's Feast (1987)

州の外出禁止令が出てから早くも1か月。 あの週は映画館が閉鎖し、FedExで人数・時間制限が行われるようになり、ロンドン・ブリード市長の英断によっていきなりサンフランシスコがShelter in Houseを開始し、びっくりしているうちに連邦や市などあちこちから…

アイ~ンのライムライト

最近は昼間に米タスクフォースや加州ニューサム知事の定例ブリーフィング、夕方、日本が開いたら、国会中継やニュースを流している。 で...日本はいつまで「ぎりぎりの局面」「時々刻々と変化しており油断はできない」と言い続ければ済むのだろう泣私は『8時…

マイホーム、映画館が閉鎖に。

ついにロサンゼルスの映画館が閉鎖になった。 大統領の戦争引き起こしそうな無茶ぶりにビビり、「映画館に通える日常が続きますように」と祈ったのは1月のこと。 まったく予期しなかった理由で、しかも近所の映画館が例外なく閉まるというかつてない事態。 …

映画 Straight Up (2019) を見た。ジェイムズ・スウィーニーの『ストレートアップ』

いい映画。とても好き。 Well scripted. Well acted. Well tuned up. タイトルがWell said.全体的に生々しさよりもプラスチック感があるのに、とても自分ごとに感じた。 主人公のトッド君に私の友人の姿が重なったからかもしれない。Straight Up [DVD]Strand…

映画 Ordinary Love (2019) を見た。レスリー・マンヴィル ♥ リーアム・ニーソン『オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語』

バレンタインムービー第2弾。 病めるときも手を携えて旅をする仲良し夫婦の物語。粋な気持ちのよい映画だった。子どもを亡くした後に離婚する夫婦、結構多いように思う。 その10年を乗り越えたふたりの次なる試練。Ordinary Love [DVD]Amazonこの作品で描か…

暴力をゆるした環境の記憶

ひょんなことから、昨年、ある演出家(Z氏)が劇場で役者に暴力をふるい、勤務先の大学を停職処分になったことを知った。 大手の報道は時事通信だけで、その記事では彼の名前は伏せてあったので、たまたま演劇関係者のブログを見なければ知らないままだった…

映画 The Two Popes を見た。アンソニー・ホプキンス & ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』

楽しかった。言葉のワンダーランド、優れた役者が織りなす知恵に富んだ対話劇、地理や歴史、ある人物が信仰に至る経緯とそのかたち、バチカン業界モノ等々私の好きな要素がぎゅうづめ。 2人が別れてからが冗長なのと、お仕えする脇の人たちの描き方がやや大…

映画 Dark Waters を見た。リーガルスリラー『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』

デュポン環境汚染訴訟に挑み続ける弁護士を描く。マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス。

映画 A Beautiful Day in the Neighborhood を見た。実践 ミスター・ロジャース『幸せへのまわり道 ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド』

まいった。「私にとって一番大事なことが何だか分かるかい?今、ロイドと話をしているこの瞬間だよ」 で、トントン、とドアを叩かれ、撮影中だというのにミスター・ロジャースがロイドをみとめてヤアヤアと歓迎に歩み寄る姿に嗚咽が内臓から突き上げた。 迷…

映画 Waves を見た。トレイ・エドワード・シュルツ作『ウェイブス』

高解像度で綴られたゆるしの物語。 この内容で2時間もひきつける弱冠31歳の監督の手腕に舌を巻く。 観客の没頭ぶりは、悲劇のシーンで上がった、今まで映画館で聞いたことのないような腹の底からの悲鳴にあらわれていた。自分の目には『ムーンライト』の残像…

映画 Marriage Story を見た。スカーレット・ジョハンソンとアダム・ドライバーの『マリッジ・ストーリー』

丁寧なクラフト。 かなり精緻ながら、指紋の跡はしっかり残っているような。 映像やセリフで感情が動かされた自覚がないのに涙が流れているのに気づいてビックリした。 魂ではなく、霊が本物にふれて震えたのでしょう。ひたすらスカーレット・ジョハンソンと…

Jesusへの私的ラブソング

詩に出てくるYouがJesusだと仮定しても通るラブソングはいろいろあります。 セクシャルでなければ何でもそうじゃない?と思うかもしれませんが、私は聖書に書かれた彼の人となりに沿っているなーと個人的に思うものに限ってイエスへの讃美歌にしています。 3…

聖書の献金と布施、法施、無畏施(シリーズ献金 その16)

お坊さん(釈徹宗氏)と哲学者(内田樹氏)がお布施について話している対談を読んで↓、まず、「おれのものはお前のもの、でも最低10分の1は返しなさい」とはっきりガイドラインを示して「分配のトレーニング」、「持っているものを手放すトレーニング」をし…

映画 Hustlers を見た。ジェニファー・ロペス × コンスタンス・ウー『ハスラーズ』

J. Loがとにかく素晴らしい。彼女のパフォーマンスをまともに見たのは実は初めてだったが、すごく好きになった。

映画 The Farewell を見た。ルル・ワン監督 x オークワフィナ『フェアウェル』Based on A True Lie.

なんというオチ。さすが中国四千年の仕込みは違う。感動した。 客席からは苦笑にも安堵にも似た親密な声が上がり大拍手。 現時点で私の2019年暫定1位です。フェアウェル(字幕版)オークワフィナAmazon冒頭、長春とNY間を飛び交う互いを思いやった言いつくろい…

7月21日(日)絶対に参議院選挙に行こう。

私が今、毎日一番に祈っているのは日本の救いです。 具体的には、7月21日の選挙の投票率が65%を超えることを願っています。 今回の選挙は日本国がまともな近代国家でいられるかどうかの最後の分岐点だと思うからです。日本の全国紙は「与党過半数」、「低投…

神さまから献金の払い戻しがあった話(シリーズ献金 その13)

今日は祭司の1人としてみみっちい、でも、気づいたときに神さまの返答が嬉しかった体験を。今月は日曜日が5週あります。というか、わりとそういう曜日めぐりは多い気がします。 つまり、いつも聖日礼拝ごとに捧げている額を律儀に捧げると...1か月の献金とし…

映画 Eighth Grade を見た。2018年暫定ベスト!ボー・バーナム監督『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』

大大大大大大拍手。最高。ジーニアス。 カイラの最後のセリフで満員の劇場がポン!と浮き上がったのを感じた。 スキップして帰りたかった。エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(字幕版)エルシー・フィッシャーAmazonジャスティン・ビーバーのよう…

映画 Three Identical Strangers を見た。ジワジワホラー『同じ遺伝子の3人の他人/まったく同じ3人の他人』

このドキュメンタリーは何も予備知識を持たずに見るのをおすすめする。 私もtragedyだということだけは聞いていたので不穏な予感を感じつつも、奇跡の再会を喜ぶ姿(みんな笑顔がいい)から衝撃のツイスト、ツイストに、三つ子やその家族たちと一緒にガーン…

ドキュメンタリー UNDERCOVER ASIA: LONELY DEATHS を見た。

友人が教えてくれた伊藤詩織氏プロデュースのドキュメンタリー UNDERCOVER ASIA: LONELY DEATHS にものすごく心揺さぶられたのでメモしておく。 多分、今週は随分SNSなどで知る機会を得た人が多いのではないかと思う。(私はSNSとYahoo Japanの閲覧を1年前に…

「メディアで起き始めた“MeToo”」の録画を見た。

小島慶子氏(すごくステキ)の著作を読んだばかりだったので、仕事をしながら聞こうと再生したら、ズズイと最後まで見入ってしまった。 浜田ビジネスインサイダージャパン編集長が共有された「長時間労働とセクハラには相関性がある」という報告例に首が振り…

ン年ぶりに日本に5日間滞在して、変わったなと思ったことメモ。

瞠目するほどじゃないが「前はこうじゃなかった」こと。高速のSAがますますナイス。 思わず、出店や充実の自販機で余計なもの買っちゃうよね。コンビニやスタバ併設も増えた(でまた、他でも買えるのに無意味に買い物してしまう)。 風光明媚なロケーション…

穴に落ちた私を救ってくれた人

リック・ウォレン牧師の毎日の礼拝メルマガで何度か繰り返し配信されている「ある中国人クリスチャンの証(神の栄光を告白すること)」がある。 これは実在の人物なのかという疑いはさておき、ゴスペルの何たるかが体感で分かり、自分の前にジーザスが立って…

何十回目かの山田洋次監督『息子』に何十回目かの感謝

ふと思いついて検索したら、『息子』がアマゾンビデオで発売されていた!感涙。 ン10年前に中学の映画会で上映され、体育館で三角座りをして見た作品だ。 その時は、切なさは感じたものの、田中邦衛がエロビを消すところで男子が湧いたこと、「お父さん最後…

イースターの日に。

HE is risen!イースター礼拝に行く途中、今日一番にすれ違った知らない人がガッツポーズをしながら言った。 「イエスが復活したよ!」 まるでAD30年頃に戻って直接グッドニュースにふれたかのように錯覚した。なぜか、今年は彼が蘇った感がとても身に迫って…

日本の10代に言いたいこと

全米で銃規制を訴えるMarch for Lifeが行われた日、ハッカソンに行ったら、キッチンでプラカードを持った若い子たちが賑やかに腹ごしらえをしていた。「まだドーナツがたくさんあるから食べてね」と言ってくれ、わあわあと出て行った。私たち大人はGood luck…

ボケ老人の言葉には真実と力がある、そして Close-knit『彼らが本気で編むときは、』

注意: この投稿では「医学的・政治的に正しい」言葉は使っていません。日系人の90歳のおばあさん(自分を「あたくし」と呼ぶような方)に、「あなたの顔、よう肥えてるわね。でもやせ細ってるよりずっといいわよ」と言われた。 何度も会っている人なのだが…

「日本人」離れしている天皇皇后両陛下 敬愛する美智子さまのこと

私は紀子さまお輿入れのころから日本の皇室ニュースが好きである。 雅子さまのときなど、三面記事の切り抜きを集めていた。婚礼前の一般紙は毎日こんな調子で、読んでるだけで幸せな気分になった。「雅子さんの友人らによると、最近の雅子さんの口ぐせは『殿…

祈りのあとにデニッシュとコーヒーがきた

クリスマスは嬉しいときである。 正確には12/25はジーザスの誕生日ではないのだが、新しい王の誕生はいつ思いめぐらしても胸温まるものだ。で昨晩はPrayer meetingに行った。 兄弟姉妹が集まってひたすら祈るのである。 クリスマスはgiveのとき。 普段自分の…

怒れ女性 草葉の陰から千葉敦子氏より

STAP細胞の報道や、都知事選候補者の暴言について読んでいると、草葉の陰で千葉敦子氏が「何も変わっとらん!」と嘆いているのが聞こえるような気がする。ジャーナリスト千葉氏の著書を私はすべて読んでいるが、『寄りかかっては生きられない』(1983年刊)…